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研究室の生活

このページでは学部生や本研究室に興味のある学生に向けて、研究室での生活を簡単に紹介します。

1年間の主なイベント

研究関係

4年生は全体ゼミやグループゼミに参加しながらまず研究テーマを絞っていきます。学内推薦で進学できる学生は4月過ぎから研究に集中できるので、テーマの方向性がすぐに決まれば夏頃までに結果が出始める人もいます。一方、就活や筆記試験の院試がある学生は研究に集中できるようになるのが遅いと夏過ぎになります。12月末~1月に卒論執筆と発表準備があることを考えると12月初めには結果が出ている必要があるため、研究に費やせる期間は実質半年もないという状況になります。これだけ聞くと大変だと思うかもしれませんが、ゼミ(特にグループゼミ)でしっかりと進捗報告をするように心がければ問題ありません。バイトを目いっぱい入れながらもしっかり研究をしている学生もいます。本研究室にはコアタイムはありません。ゼミや中間発表をマイルストーンにして自分で自分のスケジュールを組み立て、研究を進めてください。

修士に進学すると研究(ともちろん大学院の講義)に加え、国内外の学会/研究会での発表や学術論文の執筆が入ってきます。4年生でも研究の進捗によっては12月~年度末にかけて学会/研究会で発表できる学生はいますが、多くの学生は進学後です。(卒論よりコメントが厳しい?)論文の執筆や発表資料の作成、発表練習があり、それなりに大変ですが、この過程を経た学生は飛躍的に実力が向上するように感じます。ここ数年はコロナ禍の影響でオンライン/ハイブリッドが多かったですが、ほぼ対面に戻りました。学会の開催場所をモチベーションに頑張る学生もいるようです。もちろん旅費は研究室から出ます。どんなところに行っているか、どんな発表をしているかは学会発表のページを見てください。

研究からは少し逸れますが、修士1年の夏休みを利用して長めのインターンシップに参加する学生が多いです。また、一昨年ごろから後期に入ってもインターンを継続する学生が増えています。学生のせいではなく企業側が設定しているため仕方がない面もありますが、きちんと研究に取り組んでいる学生は修士2年になる2~4月からでも良い企業から内定をもらえているので、インターンシップ漬には注意してください。研究室の卒業生がどんなところに就職しているかは卒業生の進路/進学先のページを見てください。

B4

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研究以外

コロナ禍でもオンラインで歓迎会(簡単な顔合わせ)とお疲れ様会はやっていましたが、2022年度からは対面(オンライン参加も含む)でのお疲れ様会を再開しています。不定期なイベントも時々あり、2024年度はJAXA調布航空宇宙センター見学会やビアガーデン飲み会を行いました。

2022年度お疲れ様会

2022年度研究室表彰

JAXA見学会

研究の進捗報告

グループゼミと全体ゼミで進捗報告をしながら研究を進めていきます。ゼミ以外に個別に議論することもあります。

人が多くなる全体ゼミは学科の演習室を使用します。研究室のすぐ向かい側にあります。

グループゼミや個別面談はオンラインか研究室のミーティングゾーンでします。

研究環境

学部生はフリーアドレスで、修士以上になると自席が持てます。また一人一人に個人ロッカー(鍵付き)が割り当てられます。フリーアドレスはパーティションで仕切られていますが置いてあるだけなので動かすことができます。人が少ない時は広々使って研究してもOKですし、近くに座って議論することもできます。

左:フリーアドレス、右:ロッカー

フリーアドレスデスクのいくつかの席にはディスプレイが置いてあります。自分のラップトップを持参してディスプレイをつなぎ、計算サーバにリモート接続して研究することを想定しています。自分のラップトップがなければ研究室のものを貸与してもらえます。修士以上になって自分の席ができると、席を自分好みにカスタマイズする人もいます。

院生机の様子

研究室の計算サーバは一人一台以上あります。ほとんどの計算サーバのCPUはIntel Xeonです。中には高性能なGPUサーバもあります。また、ベクトル型スーパーコンピュータ「SX-Aurora TSUBASA」も研究室内(オンプレ)で使用することができます。さらに、富岳をはじめとした国内のスーパーコンピュータを利用することもあるかもしれません。どの計算サーバを使用するかは研究テーマによって決まってきます。

ベクトル型スーパーコンピュータAuroraの Vector Engine

計算サーバのラック(研究棟-計算機室内)

計算サーバのOSはほとんどLinuxですが、ソフトウェアによってはWindowsもあります。ちなみに研究室で貸与するラップトップはMacbook Air(macOS)です。AR(Augumented Reality)の研究をする人はタブレットでAndroidやiPadOSも使うかもしれません。色々なハードウェアやOSに触れることができます。

計算サーバの様子(管理棟-立川研究室内)

デジタルツイン研究用

学生の声

よくある質問

  1. 専門知識がなくて、やっていけるか不安です
    • まったく心配ありません。先輩たちも初めは同じ状況から研究を始めました。不定期ですが勉強会を開くこともあります。わからない点などは先輩や教員がサポートしますので、困ったことがあれば遠慮せず聞いてください。
  2. 学生は週にどれくらい研究室に来ていますか?
    • コロナ前は入り浸っている学生もいましたが、最近はリモートに慣れたこともあって毎日来ている学生は少ないです。ゼミは対面に戻ったので週一回は研究室に来ることになります。特段の用事がなければ研究室に来る習慣をつけた方が良いと思いますが(そういう学生の方が研究が進むことが多かったため)、強制はしていません。自分で自分のスケジュールを組み立てて研究を進めてください。
  3. 研究室で使うプログラミング言語は何ですか?
    • 流体シミュレーション/エージェントシミュレーションでは計算速度が求められるためFortran/C++が使われています。基本的には設定ファイルを記述するだけで実行できるので、シミュレーションの結果で卒論をまとめる場合はこれらの言語に不慣れでも問題ありません。
    • シミュレーションの前処理、結果の整理、分析・可視化ではFortranやPython、R、bashなどが使われています。先輩たちが作ったものをそのまま使うこともできますが、自分でも作ったり修正できるようになれば研究が進みます。
    • 最適化ではC++、Java、Pythonが使われています。最近はPythonが増えています。
    • 機械学習や時系列データ分析などではPythonが使われています。
  4. 過去の研究テーマにはどんなものがありますか?
  5. 卒業後の進路はどんなのがありますか?

その他