研究室の生活

このページでは学部生や本研究室に興味のある学生に向けて、藤井・立川研究室での生活を簡単に紹介します。

4年生は全体ゼミやグループゼミに参加しながらまず研究テーマを絞っていきます。学内推薦で進学できる学生は4月過ぎから研究に集中できるので、テーマの方向性がすぐに決まれば夏頃までに結果が出始める人もいます。一方、就活や筆記試験の院試がある学生は研究に集中できるようになるのが遅いと夏過ぎになります。12月末~1月に卒論執筆と発表準備があることを考えると12月初めには結果が出ている必要があるため、研究に費やせる期間は実質半年もないという状況になります。これだけ聞くと大変だと思うかもしれませんが、ゼミ(特にグループゼミ)でしっかりと進捗報告をするように心がければ問題ありません。バイトを目いっぱい入れながらもしっかり研究をしている学生もいます。本研究室にはコアタイムはありません。ゼミや中間発表をマイルストーンにして自分で自分のスケジュールを組み立て、研究を進めてください。

B4

  • 3月:研究室配属、ゼミ開始
  • 7月:院試(学内推薦、筆記試験)
  • 8月末:卒業研究中間発表(口頭発表)
  • 12月末:研究室内抄録提出
  • 1月中旬:卒論抄録、本論提出
  • 1月末:卒業論文審査会

M1

  • 11月:M2の修論中間発表を聴講
  • 12月:中間発表(ポスター発表)

M2

  • 11月:修士論文中間発表(ポスター発表)
  • 2月:修士論文審査会

D

  • 学会発表、論文執筆

コロナ禍でもオンラインで歓迎会(簡単な顔合わせ)とお疲れ様会はやっていましたが、2022年度の3月は久しぶりに対面(オンライン参加も含む)でお疲れ様会を開くことができました。余興もありで楽しかった!

  • 4月:歓迎会
  • 8月:オープンキャンパス
  • 10月:お誕生日会(ここ数年できてない)
  • 12月:忘年会
  • 3月:お疲れ様会、研究室表彰

2022年度お疲れ様会

2022年度研究室表彰

グループゼミと全体ゼミで進捗報告をしながら研究を進めていきます。ゼミ以外に個別に議論することもあります。

  • グループゼミ
    • 毎週開催
    • グループメンバが集まって、進捗報告を行います
    • 報告頻度や実施方法はグループによります
    • 研究グループについてはこちら
  • 全体ゼミ
    • 毎週開催
    • 全員が参加してグループ外の人にもわかるように進捗報告を行います
    • 報告頻度はだいたい1か月半に一度
    • 2023年度は対面で行います
  • 卒業研究中間発表会(B4のみ)
    • 8月末~9月初に卒業研究の中間発表を行います
  • 個別面談
    • 随時
    • 部屋にいるときは気軽にノックしてください。無理な時もありますが、だいたい対応してくれます
    • Teamsのチャットで「今少しお時間いいですか?」と始まることもあります。メールでアポを取ってZoom、もあります。
    • 「オンライン・対面に関わらず、優秀な学生ほど個別面談をよくしに来る」(立川の所感)

人が多くなる全体ゼミは学科の演習室を使用します。研究室のすぐ向かい側にあります。

グループゼミや個別面談はオンラインか研究室のミーティングゾーンでします。

学部生はフリーアドレスで、修士以上になると自席が持てます。また一人一人に個人ロッカー(鍵付き)が割り当てられます。フリーアドレスはパーティションで仕切られていますが置いてあるだけなので動かすことができます。人が少ない時は広々使って研究してもOKですし、近くに座って議論することもできます。

左:フリーアドレス、右:ロッカー

フリーアドレスデスクのいくつかの席にはディスプレイが置いてあります。自分のラップトップを持参してディスプレイをつなぎ、計算サーバにリモート接続して研究することを想定しています。自分のラップトップがなければ研究室のものを貸与してもらえます。修士以上になって自分の席ができると、席を自分好みにカスタマイズする人もいます。

院生机の様子

研究室の計算サーバは一人一台以上あります。ほとんどの計算サーバのCPUはIntel Xeonです。中には高性能なGPUサーバもあります。また、ベクトル型スーパーコンピュータ「SX-Aurora TSUBASA」も研究室内(オンプレ)で使用することができます。さらに、富岳をはじめとした国内のスーパーコンピュータを利用することもあるかもしれません。どの計算サーバを使用するかは研究テーマによって決まってきます。

ベクトル型スーパーコンピュータAuroraの Vector Engine

計算サーバのラック(研究棟-計算機室内)

計算サーバのOSはほとんどLinuxですが、ソフトウェアによってはWindowsもあります。ちなみに研究室で貸与するラップトップはMacbook Air(macOS)です。AR(Augumented Reality)の研究をする人はタブレットでAndroidやiPadOSも使うかもしれません。色々なハードウェアやOSに触れることができます。

計算サーバの様子(管理棟-藤井立川研究室内)

  • スーパーコンピュータを使って研究ができる
  • 共同研究に参加できるチャンスがある
  • (頑張れば)国内・国際学会で発表する機会がある
  • 社会貢献できるような研究ができる
  • 教員が多いのでサポートが手厚い
  1. 専門知識がなくて、やっていけるか不安です
    • まったく心配ありません。先輩たちも初めは同じ状況から研究を始めました。不定期ですが勉強会を開くこともあります。わからない点などは先輩や教員がサポートしますので、困ったことがあれば遠慮せず聞いてください。
  2. 学生は週にどれくらい研究室に来ていますか?
    • コロナ前は入り浸っている学生もいましたが、最近はリモートに慣れたこともあって毎日来ている学生は少ないです。ゼミは対面に戻ったので週一回は研究室に来ることになります。特段の用事がなければ研究室に来る習慣をつけた方が良いと思いますが(そういう学生の方が研究が進むことが多かったため)、強制はしていません。自分で自分のスケジュールを組み立てて研究を進めてください。
  3. 研究室で使うプログラミング言語は何ですか?
    • 流体シミュレーション/エージェントシミュレーションでは計算速度が求められるためFortran/C++が使われています。基本的には設定ファイルを記述するだけで実行できるので、シミュレーションの結果で卒論をまとめる場合はこれらの言語に不慣れでも問題ありません。
    • シミュレーションの前処理、結果の整理、分析・可視化ではFortranやPython、R、bashなどが使われています。先輩たちが作ったものをそのまま使うこともできますが、自分でも作ったり修正できるようになれば研究が進みます。
    • 最適化ではC++、Java、Pythonが使われています。最近はPythonが増えています。
    • 機械学習や時系列データ分析などではPythonが使われています。
  4. 過去の研究テーマにはどんなものがありますか?
  5. 卒業後の進路はどんなのがありますか?
  • 理科大 科学フォーラム 「私たちの研究室」(2023年6月号)
    • 研究室紹介:デジタルツインを活かし、社会の問題解決に向かう
  • 理科大 学報「Student labo #25(p9, 関根くん)」(2023年7月号)
    • 研究紹介:機械学習とルールに基づいた航空交通システムを構築し、日本の「空の渋滞」を解消したい